その6:ゲーム音楽を演奏したい!
秦 | 僕が強くみなさんに知ってほしいのは、 ゲーム音楽はJASRACに登録していない曲がほとんどなんです。 なので、曲を使いたくても使えない。 ゲームをプレイしたあとに サウンドトラックを聞いて楽しむだけでもいいんですが、 楽曲を使えることにより、もっと広がりがあると思うんです。 メーカーさんはその辺りを改善していってほしいですね。 |
斉藤 | そもそも、今までゲーム音楽をアマチュアの人が 演奏するということが一般的ではなかったっていうのと、 その人口増加に追いつけず、 メーカーさん側の体制が整っていないということもありそうですね。 今後はメーカーさん側で管理するなり、 JASRACに委託するなり、フリーになるなり、 なにかしらルールができてくれば、 アマチュア楽団でもやりたい曲が演奏できます。 それに、ゲーム音楽の楽譜出版が盛んになってくれば、 創立したてで、アレンジャーのいない楽団も練習で利用したりできますしね。 |
秦 | そうですね。 | 斉藤 | 今回、僕が2083を立ち上げたのは、 ゲーム音楽を演奏したい人も聴きたい人も多くて、 その人口を増やしていきたいっていうのがあるんです。 その人口が増えれば、メーカーさんもルール作りをしてくれるかもしれないという気持ちがあります。 |
秦 | はい。 |
斉藤 | 既に、そういったルールを 作っていただけたメーカーさんもありますが、 まだまだ少ないのが現状です。 JASRACのように、こういった条件で1曲いくら、とか、 無料の演奏会なら、申請さえすれば演奏してもいいよ、 というようなルールが作られてくれればいいなと思います。 |
秦 | お金の話になると、もちろんビジネスで成り立っていますから、 使わせてあげる代わりに いくら入るかって話になってくると思うんです。 アマチュアに演奏してもらうのに、著作権を整理したり、 金銭面でのやり取りを考えたりするシステムを作るのに はかなりの手間がかかります。 |
斉藤 | そうですね。 その辺りは、すぐに、というわけには行かなそうです。 あとは作曲家さんの意思も 関わってくるのかが気になるところですね。 |
秦 | そうですね、直接伺える機会があればいいのですが。 |
斉藤 | この辺りは、まだまだ時間がかかりそうですね。 |
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