その5:知らない人と知り合える、楽しさ。
斉藤 | お二人は、昨年の4starオーケストラにもご出演いただきましたが、 どのようなご感想を持たれましたか。 |
坂本 | ああいうコンサートで曲を取り上げてもらうのが僕は初めてだったので、 嬉しかったですね。こんなに聴いてくれる人がいるんだ!と。 でも僕としてはやっぱり、ファンの人と直接触れ合えたのが一番嬉しくて。 僕の会社は物販スペースにも出店させていただいたんですけど、 僕自らCDを手売りしていて、それまでデジタルで繋がっていた人と アナログで会えるという体験もできましたね。 ツイッターアカウント○○です、みたいなファンの方も来てくれて、 ワー、知ってる!みたいな(笑)。 すごく嬉しかったですよ。 |
永芳 | イベントは、人との交流も楽しみのひとつとしてありますよね。 |
坂本 | そうですよね。 |
斉藤 | やはり、イベントでファンの皆さんと交流できるのは、 作曲家の方としても楽しみなところなんですか。 |
植松 | もちろん! 楽しみですよ。 ただ、交流する時間が取れないことが多いんですよね。 ステージでの演奏が終わったら、 とっとと荷物をまとめて会場出なきゃならないし。 |
坂本 | あまり遅くまでいれないですもんね。 |
植松 | うん。交流するって言っても、そこからファンの人たちと 飲みに行くかーってわけにもいかないし。 |
斉藤 | ワーッ、とたくさんの人が来てしまいますからね・・・ 難しいところですね。 |
永芳 | ファンとの交流といえば、植松さんのファンクラブ「犬耳家の親族」が 3期で終了してしまうとのことですが。 |
植松 | ファンクラブは、終わるのではなく、形態を変えるんですよ。 今、携帯でのファンサイトに移行しているところなんです。 こういうコンサートがあるよ!という情報発信だとか、 みんなでワイン飲みにいこう!というようなファンクラブイベント的なものは これからもまだまだ続けていこうと思っています。 |
永芳 | それは嬉しいですね! コンサートだと、ステージ上の出演者の方とお客さんとで 少し距離がありますけど、 そういったファンクラブイベントだと、密接に交流ができますよね。 お店を借りて一緒にごはんを食べたり。 |
植松 | そうですよね。 (坂本さんに向かって)たまにやってるんですよ、ファンクラブの人たちと。 ワイナリー巡りツアーと題してバスで山梨まで行ったり、忘年会をやったり。 |
坂本 | わー、そういうのは憧れますね。 |
植松 | 泊まりがけでバーベキューに行ったり。 その時は大雨で結局バーベキューはできなかったんですけど、 小麦粉を買ってきてパスタを作って、みんなで食べたりしましたね。 |
坂本 | おおー。楽しそうですね! |
永芳 | 韓国で開催された『ファイナルファンタジー』 のコンサートを みんなで見に行くツアーもしましたね。 僕も行きましたけど、植松さんに屋台の食べ物をおごっていただいたりもして。 |
植松 | あったねー。 まあ全然、安いものだったけどね(笑)。 |
坂本 | でも、ファンからするとそういうのは忘れられないですよね。 今後ますます、そういう交流の重要性というか、必要性は増えていくでしょうね。 |
植松 | うん。楽しいですよ、単純に知らない人と知り合えるのが。 おもしろい人もいっぱいいますし。 でもなかなか距離を置いて、話しかけてくれない人もいるんですよね。 全然、僕なんてもう、痛風手前のオヤジなんだから(笑) 誰でも来てくれていいのに。 |
永芳 | シャイな方だと、植松さんに話しかけようとしても緊張してしまって、 なかなか話しかけられないのかもしれませんね。 |
植松 | そうかもしれませんね。 中には、イベントの司会を代理でやってくれるような人もいるんだけど(笑)。 とにかく、そういうファンのみなさんと交流できるイベントは、 ぜひ今後もやっていきたいと思っています。 |
永芳 | ぜひお願いします。 |
斉藤 | では最後に、ロックフェスへの意気込みをお聞かせいただければと思います。 まずは坂本さんから。 |
坂本 | 僕はもう、植松さんの胸をお借りするつもりでいきます。 とにかくまず、ご迷惑をおかけしないように気をつけて、 そして思いっきり盛り上げる、と。 僕がバンドをやるのはこれが初めてですが、こういう大きなホールで これだけのメンバーとやらせていただけるというのは、 どんなに希望してもなかなか叶わないことですからね。 悔いのないように、思う存分いい演奏をしたいと思います。 |
斉藤 | ありがとうございます。では、植松さん。 |
植松 | 僕は、去年の大盛況をさらに盛り上げる意味で、 もうひと暴れしたいと思いますね。 今回は『ファイナルファンタジーVI』 の『妖星乱舞』を 8年ぶりくらいに日本で演奏しますので、 その指づかいもまた練習しておかなきゃいけないですね。 あともう1曲、『ファイナルファンタジーVI』 のオペラもやります! ぜひ期待してください! |
斉藤 永芳 |
楽しみにしております! 今日はどうもありがとうございました。 |
植松 坂本 |
ありがとうございました。 |
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