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よりよい運営って、なんだろう?−ゲーム音楽を演奏する管弦楽団 リトルジャックオーケストラとの対談−

その4:ゲーム好きならではの練習風景


斉藤 リトルジャックさんは、
トレーナーをつけているのが素晴らしいなと思います。

小又 そうですね。

その点は、結構リトルジャックの強みといいますか、
やはりアマチュアの団体なので、
自分たちだけでは築き上げれない点や、
気づかない点もやっぱりたくさんあります。

斉藤 トレーナーの方は、
毎回参加されているんですか?

小又 毎回ではないですけど、
見ていただく頻度は高いと思いますね。
かなり細かいところから、
パート練習、セクション練習まで見ていただいてます。

斉藤 トレーナーを選ぶ基準とかもあったりするのでしょうか。

小又 それはどうでしょう。

でも、いくら音楽的指導がよくてもゲーム音楽好きじゃないとだめですね。
リトルジャックのトレーナーはゲームが好きな人ばかりなうえに、
僕たちに年齢が近いんですよ。

斉藤 それは、気兼ねなくていいですね。

小又 そうですね。
そういう意味では共感もできるし、
現実的な指導もいただけていると思います(笑)

斉藤 指揮者の志村さんもゲームは好きなんですか?

小又 もちろんです。

昔に『ファイナルファンタジー10』の、
エンディングの曲を演奏したのですが、
エンディングの曲を表現するには絶対クリアしないとダメだと(笑)

そのうえ、
「本番1週間前にネタバレをするから、
みんな頑張ってクリアしてください」
って言うんです。

(一同、笑い)

ココはこういう場面でって全部解説すると言っていたので
ネタバレされたくない人はもうクリアするか、
諦めるかのどっちかなんですよね(笑)

斉藤 みんな頑張ってクリアするしかないですね(笑)

小又 志村先生は合奏中にセリフとかもよく言うんですよ。
ここでユウナがこう言うとか実は楽譜に書いてあったりして。

斉藤 それは編曲者が書いているのですか?

小又 そうですね(笑)
曲に合わせて使う魔法や呪文なども書き込んであったりします。

志村先生も
「じゃあ、バウンティーハンターからやりましょう」
とか言うんですよ(笑)

(一同、ドッと笑う)